3/31のコンサートは無事終演しました

事後報告になってしまいましたが(しかも1ヶ月以上後、、)下記のコンサートに出演しました。デュオとしても活動する坂本さんのコンサートで今回私は、前半の池辺、クララとロベルトで出演しました。

後半のグロボカールが大注目のコンサートでした。

京都コンサートホール、初めてでしたが大変素晴らしいホールでした。

 

坂本光太チューバリサイタル vol.4

「2つの3つのロマンスともう一つのロマンス」

池辺晋一郎『象的修辞法』
R.シューマン『三つのロマンス Op.94』
C. W.=シューマン『三つのロマンス Op.22』
V. グロボカール『レス・アス・エクス・アンス・ピレ』
V. グロボカール『チューバ奏者の内省 Introspection d’un Tubiste』(日本初演)

グロボカールはスロベニア系フランス人作曲家であり、移民の疎外や戦争、公権力による人権の抑圧を批判する前衛音楽作品を数多く発表し、「社会参加(アンガジュマン)の音楽」を実践してきた。今回日本初演する《チューバ奏者の内省》は、E.A.ポオの小説「息の喪失」を基に作曲された、独奏チューバのためのシアター・ピースである。ポオの小説の中の、夫から妻に対する暴力と支配は、このグロボカールの「ロマンス」において、上半身を露わにしたチューバ奏者(=暴力を振るう「夫」)と、チューバというモノ(=被害者の「妻」)によって表現される。奏者とその楽器という、いわば支配と隷属の関係に、ジェンダー間の権力関係が寓話的に重ね合わされる。一方、クララ、ロベルト・シューマンの2つの《3つのロマンス》(Op.22, Op94)は「愛の深さ」の象徴としばしば目される作品だ。この2つの《3つのロマンス》にまつわる言説を、グロボカールの視点――親密圏における権力の非対称性への眼差し――を用いて再解釈し、その暴力性を炙り出す。
出演:
甲田徹**(音響、エレクトロニクス)
杉山萌嘉*(ピアノ)
十河陽平**(照明)
和田ながら**(演出)
助成:公益財団法人野村財団
問い合わせ:sakamoto.tuba.concert@gmail.com
チケット:一般券3000円 学生券1000円(いずれも当日500円増)

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